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防音職人への御相談ページ
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マンションの防音事例:天井防音(工事依頼者の声)
※マンションなのに真上・隣から音が筒抜けということもあります。
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防音工事と適切な防音材

 防音相談で、相談者によく「いろいろな防音材の情報やデータをどのようにして入手するのですか?」と質問されます。

 私のような零細事業者(防音設計、コンサルティング担当)が多くの情報や具体的な防音効果について知るには、並大抵の努力ではできません。

 今までの経験を概略述べると次のようになります。
*約18年間、自宅マンションで試した防音工事、防音材の効果を経年変化とともに観察してきた。
*知人の住宅で格安で試験的なDIY、工事をさせてもらった。
*自分が担当した現場の効果について依頼者から報告をいただくとともに、提携先に音測定を依頼して分析した。
*防音室などで失敗したかたの無料相談を通じて、具体的にメーカーや工法、防音製品について情報提供していただいた。
*ネットでの情報検索に加えて、メーカーが研究所(第三者機関)に委託した試験データを入手した。

以上が主な知識と実践経験のソースです。これを会社勤め時代から地道に続けてきた結果、多くの貴重な経験と情報を得ることができたのです。

 防音設計や防音工事に近道はなく、地道に努力していくことが本道だと考えています。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 08:25 | - | - |-
床に敷いた遮音マットの防音効果

 先月、防音相談でご提案した遮音マットを木造家屋の床に敷き直した依頼者から防音効果のご報告がありました。

 他の業者から購入した遮音ゴムマットを敷いておられたのですが、あまり効果がないので、現場の状況にあった製品を注文して、敷き方を教えてほしいというものでした。

 防音職人がお勧めした「遮音マットR」を既存の防音材を撤去して敷き直し、つなぎ目を接着力のあるテープで貼り付け、既存の床材をまた敷いて仕上げたそうです。
 結論として、あまりにも効果に差があり、驚かれたようです。防音職人の遮音マットを指示した敷き方で施工したところ、階下の音はほとんど気にならないレベルまで減衰したのです。

 追加で検討されていた防音材も購入する必要がなくなり、先に使用していた遮音マットは捨てずに、防音の必要のない、他の部屋に敷いたそうです。

 なぜ、厚さもサイズも同じ遮音マットで大きな差が出たのかを整理してみました。
*防音職人の遮音マットRのほうが面密度が約1.5倍大きいこと。
*ほかの業者の遮音マットは再生ゴムのみで作られ、つなぎ目が経年変化で伸びてしまい、つなぎ目の口が開いたこと。(耐久性に問題あり)

 要するに、面密度と耐久性に大きな差があったと考えられます。他の業者の遮音マットは安いのが取り柄であり、依頼者も最初は飛びついたのですが、ゴム臭がする上に、防音効果が少なく、がっかりしたそうです。
 一般の方には、判断が難しく、仕方ないことですが、世の中には多様な製品があり、適材適所、ふさわしい製品・使い方というものを考えて、選別することが重要です。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 12:21 | - | - |-
振動音と空気音に対する防音材の効果

 実際に、同程度の厚さと比重の遮音マットを、複数のメーカーで試した結果を、防音職人、提携先および取引先の専門業者、元大手楽器防音メーカー出身者などの経験・意見を総合してみました。

 同じ空気音の遮断性能を持っていても、天井や床の振動音(グランドピアなどの音を含む)に対する防音効果(低減効果)は、かなり差が有ることが分かりました。

 私が現場に使用している防音材はDIY防音でも、振動音を含めた効果は、かなり高く、一方他のメーカーの遮音マットは、振動音対策には殆ど効果が無いとまで、関係者に言われています。
*これは私の体験を裏付けるものであり、このため、私は今まで使って試した防音材の中から、現在の取引先の防音材を選別して主力にしたわけです。

 なぜ、このような防音効果の差が出るのでしょうか? これは天井の振動音対策の特性を見ると分かります。
*制振性能の差です。それと耐久性によって経年変化で大きな差が出ます。

 私の自宅には、大手メーカーを含めて3社、それと現在の取引先の1社、これらは業界でも有名な製品ですが、使った結果、経年と共に、効果が低くなり、このため、私は防音材を全面的に、現在の取引先の既製品や、特注品に切り替えました。

 市販の防音材と取引先の防音材との特性の違いは「制振性能、耐久性」だったのです。

 この違いは、マンションの二重天井の防音や、ピアノ防音室における費用対効果に大きな差を生みます。値段が余り違わなくても、使用用途によって大きな差が出ることは重大なことです。

 メーカーの公表している自己申告データだけでは、読み取れないことなのです。実績、経験が防音設計には極めて重要であるという根拠です。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 10:02 | - | - |-
防音効果と吸音材について

 このブログでも何回か採り上げていますが、吸音材も素材・密度などにより、実際の現場では防音効果に大きな差が出ます。
*参考情報:防音の効果

 住まいなど比較的薄く防音構造を構築しなければならない空間では、遮音材、制振材とともに、吸音材の吸音率は重要な要素です。

 この吸音率は、周波数ごとに色々な特徴があり、メーカーの申告データとは、乖離することが多いようです。
 防音設計の実績のある業者でも、安易にグラスウールやセルロースウールを使用して、十分効果があると思い込んでいる人がいますが、ロックウールやポリエチレン(ポリエステル)ウールに比べると、低音及び高音において効果が劣ることが体感できます。

 現在のメーカーの吸音率の試験方法は、音響学会でも指摘していますが、周波数帯によって、小さな試験体と実際の現場のような大きな面的な状況とでは吸音率に差が出ます。

 ですから、実際に現場で音測定や体感をもって検証しなければ、有効なデータとなりません。

 たとえば、天井の防音で、グラスウールを入れても余り効果を体感できないのは、低音や高音の周波数において十分な吸音効果を発揮できないことも要因としてあります。
 また、空気層の扱いも重要で、低周波には数センチから20センチ程度の天井裏の空間は、かえって空気のバネにより、遮音効果が悪化することが知られています。

 防音対策・設計においては、住宅、木造の防音室に適する吸音材を使用することが極めて重要です。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 08:36 | - | - |-
ある防音材メーカーのデータ

 ある鉛防音メーカーのサイトに、二重天井の防音効果に関する自社データが掲載されていました。

 鉛などの防音材と石膏ボードを組み合わせた、施工事例について音測定を行ったもののようです。測定データを見ると、低周波に相当する100Hz以下と、2000Hz以上の周波数帯のデータがグラフ上から削除されていました。

 生データを見ると、防音施工前よりも、低周波の音域と2000Hz以上の音域において、逆に遮音低下していました。

 これは石膏ボードそのものがもつ、コインシデンスなど遮音上の弱点の傾向です。鉛や、上記メーカーの制振材では、問題が全く改善できていないのです。

 概ね低周波は、マンションの二重天井で起きる足音など重量音の遮音性低下等の主成分です。

 ということは、上記会社の防音工事や製品は、二重天井の防音対策やピアノ防音室には不適格です。
*ピアノ音の周波数帯:約30Hz〜約4200Hz
*足音など重量音の主成分:約30Hz〜125Hz

 売るとするならば、ユーザーに「125Hz〜2000Hz未満の音にしか使えません。」ということになります。

 いまだに、問題のある防音材や工事が、巷には溢れています。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 08:22 | - | - |-
遮音材の使い方が分からない建築士・コンサルタント

 依頼者から紹介された建築士、国立での面談で相談されたコンサルタントの件ですが

 まず、音の特性を考慮せずに遮音材を選んだり、その施工の仕方が間違っていたりと、大変な驚くべき案件が数件ありました。

 これは防音工事の設計も施工の管理も殆ど経験がないこと、防音商品を販売することだけ数をこなしてきた証拠です。

 そんな業者が「防音コンサルタント」と自称して、相談会を開いたり、メール相談などを受けているようです。

 遮音材は、音の種類によっては無力なものも多く、使い方によっては遮音欠損が生じます。
*遮音テープ一つをとっても、既製品には問題のあるものがあり、補助資材と言えども慎重に選ぶことが大切です。
 耐久性や気密性の高いものを選ぶ必要があります。

 基本が出来ていない業者は、防音は素人なのです。通販サイトは防音のプロではなく、商品を売るプロなのです。お気をつけください。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 09:32 | comments(4) | - |-
遮音シートとコインシデンス効果

 二重天井や中空二重壁において、空気層のバネ共振により、コインシデンス効果(ある周波数域において遮音低下が起きる現象)が起きることが知られている。

 日本音響学会の研究リポートによると、このコインシデンスを改善するためにPBなどに遮音シートを重ねてサンドイッチにする工法の検証が行われたが、面密度1.8〜2.3kg/m2程度の製品では改善効果が見られなかったようです。

 この製品は、市販されている殆どの製品と合致します。要するに、市販されている上記の遮音シートでは、天井や壁・床の共振・振動対策には効果が殆どないということを示したものです。

 私の相談案件での検証では、遮音シートは空気伝播音についても殆ど遮音効果を高めることができないという結果となりました。※人間の耳で体感できない程、効果が小さいと考えられます。

 防音設計において、遮音シートは使用する価値が殆ど見られないため、別の遮音材を使うことが必要になります。
*実例と音響学会のデータが一致したと言えるでしょう。
*施工する手間がかかるので、費用対効果を考えると、別の遮音材を検討すべきだと思います。

 これは、実践と基礎研究などの重要性を示した典型例です。
*メーカーの自己申告データやPRを、そのまま設計に採り入れては危ないという警鐘にもなります。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 16:26 | - | - |-
ポリスチレンフォームによる騒音

 先日、木造住宅の屋根裏にポリスチレンフォームの断熱材を充填した物件の相談がありました。

 雨の日に金属屋根を叩きつける雨音が煩くて眠れないという被害です。設計した建築士は、分厚い断熱材を天井裏に入れているので、音には問題ないと建設前に断言したそうです。

 ところが入居してみたら、上記のような有様で、とても眠れるような状況ではないということです。

 これは金属屋根にも問題がありますが、実はポリスチレンの発泡材が大問題です。
*昔、公団や公社のマンションが、同様の発泡材をフローリングの下地材に使用して、余計に足音などの振動音がひどくなったため、施工を中止したといういきさつがあります。

 発泡材は、屋根裏や壁の内部、床下に使用すると振動音だけでなく、空気音の遮音性能も悪化します。建築士の犯すミスのベストスリーに入ります。
*GLの騒音問題と同じくらい多いのですが、あまり知られていません。

 おそらく、上記の騒音案件は私に依頼があると思いますが、大体問題の構造は掴めています。
*このことを認識している専門家は意外と少ないので、驚きです。
30年以上前の防音設計のマニュアルにも、指摘されている内容であり、専門家は絶対にやってはならないと記述されています。

 古くて新しい問題と言えるかもしれません。

 木造だから遮音性が低いのではありません。設計と造り方が間違っているからです。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 14:37 | - | - |-
防音商品の誇大広告(コルクマットの例)


この商品を買って、フローリングに敷いた人が、まったく足音に効果がないので、私のサイトに簡易防音について問い合わせをされました。
*補強対策のため制振フェルトを希望されましたので、先日納品したところです。

 床の防音で難しいのは、振動音対策です。カーペットやコルクマットだけで問題が解決できる物件は殆どないと思います。

 走り回っても大丈夫なんてPRして販売しているメーカーと通販サイトは「誇大広告」であり、ほとんど詐欺にも近いと思います。

 私のサイトでは、制振材も「音を和らげる、軽減する」と表現しています。本格的な防音工事であっても完全防音は不可能です。大幅に減らすことも建物構造の問題で困難な場合が少なくありません。

 防音商品の有名サイトが、JAROや国民生活センターなどが指摘する誇大広告に該当するような宣伝で商品を販売しているようです。
 上記の例は、その典型的なものでしょう。
posted by: 防音職人 | 防音材 | 09:25 | - | trackbacks(0) |-