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防音職人への御相談ページ
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木造住宅なら防音職人へご相談ください。
マンションの防音事例:天井防音(工事依頼者の声)
※マンションなのに真上・隣から音が筒抜けということもあります。
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木造建物の防音設計

防音職人へ相談される案件は、大別して「木造住宅の生活防音」「木造防音室」の2つが主なものです。

 

マンションの防音設計も並行して行っていますが、私の手が回らないことと、職人が2名になってしまったので物理的に木造防音と同時並行は無理なのです。

 

自分の身の丈ほどの小規模な案件を中心に取り組んでいましたら、いつの間にか個人の音楽家や音楽教室(ピアノ、ヴァイオリン、小楽団、和楽器)の先生からの依頼が多くなりました。

 

大手の専門業者は予算的にも合わないことがあり、余計にコンパクトな薄い防音設計を要望されることが増えてきました。

 

木造は「適度に音を吸収して反響させるという性質」「改造しやすい可変性に富む」という特長をどう生かして設計・施工するかということが重要です。

*木材そのものが音響上のメリットがある

*可変性は比較的容易に構造的な補強が出来るので、剛性・制振性および耐久性を強化できる

 

しかしながら、予算には限りがありますので、費用対効果と空間を狭くしない音響・防音設計が木造には求められています

使用する防音材の性能が高くないと薄い構造は構築できません。

*薄い防音構造=安い構造 ではありません。

 

この点を勘違いしないように依頼されることを希望いたします。

posted by: 防音職人 | 木造防音 | 11:04 | - | - |-
ハウスメーカーの防音構造

この説明図は一般的なハウスメーカーの外壁の防音構造です。戸外の騒音が70dBとすると、この仕様で施工すると室内には30dBの騒音しか侵入しないという想定です。壁の遮音性能(透過損失)はD-40という表示になります。

 

しかし、この説明図の仕様ではD-40は無理だと思います。図中の外壁材はサイディングで厚さ15ミリ、空気層という表示は実は通気胴縁を指し、空気の流れる隙間です。この薄い隙間では音は減衰しません。

また、グラスウールを断熱材として壁の内部に入れても、低音と高音は筒抜けになります。

同じく石膏ボードも同様の周波数特性を持っており、低音と高音の周波数帯が弱点です。これは重ねて施工しても殆どその傾向は変わりません。

 

上記の仕様を実際に施工した現場で計測すると、概ねD-30〜35になります。

どうしたら、改善できるのかということですが、内装側に石膏ボードと特性の異なる材や防音材を重ねて施工するのが簡単です。

わずか15ミリの追加でD-40以上を確保できると思います。

posted by: 防音職人 | 木造防音 | 10:41 | - | - |-
防音材の遮音効果の違い・音漏れ

相談者や電話での問い合わせの中で多いのが、市販の防音材と防音職人で扱っている製品との効果の違いです。

 

なぜ、メーカーが計測した遮音性能が現場で想定値を大幅に下回るのかという疑問ですが、これは試験体のサイズとつなぎ目に要因があります。

 

鉛シートは薄い素材の中では最も比重が大きく、試験所での計測値も他の製品に比べて透過損失(遮音性能)の数値が大きいという特徴があります。

しかし、実際施工された防音室での計測値とは乖離します。これは試験体はつなぎ目の無い小さなサイズであり、現場では大きな区画でありつなぎ目が発生します。

*大半がつなぎ目から漏れていることと、素材自体が音を吸収できないので、反射しきれない物は室内の弱点か所から漏れてしまう特性があるからです。

 

しかも、石膏ボードに張り付けて使用すると、石膏ボードのもつコインシデンス(質量則を下回る特定の周波数での遮音低下)を解消することができませんので、想定値よりも大幅に遮音性能が低下する周波数帯が生じることになります。

 

防音材は製品の素材や混合して組成される成分によって、多様な製品が生まれますので、その中での製品開発は、音測定の試験所だけでなく、実際の現場や実物大実験で検証するしかないのです。

 

通常、コインシデンスが発生する製品は、遮音材としては想定値を下回る現象が起きます。それが現場とメーカーのデーターとの乖離です。単純な質量則では想定できない現象です。

 

このような現象は鉛シートだけでなく、ALC(軽量コンクリートパネル、へーベルのようなもの)でもコインシデンスが起きます。

両者ともにジョイント(つなぎ目)部分での音漏れが弱点になります。

 

防音材は実績のある製品を使用することが、防音設計の基本になります。それと正しい施工要領があって初めて想定通りの効果が出るものです。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 12:13 | - | - |-
木造新築住宅の防音対策留意点

新築の木造住宅の生活防音や防音室づくりを段階的に、将来行う場合は、新築時に次の諸点を備えておく必要があります。

 

・床下、外壁内部の断熱材の種類と厚さ及び密度

・床下地(大引き、梁、下地合板など)の補強

・間取計画による騒音のリスク軽減

・24時間換気の防音フード、天井裏ダクトなど配管計画の調整

 

以上の内容を新築段階でクリアしていれば、リフォームで改善できます。逆に言えば、上記の諸点に問題があると防音施工に大きな制約となり、工事費用がかさみます。

 

とくにツーバイフォー住宅の場合は、根本的な改造は新築保証の関係で無理ですので、内装部分だけで解決することになり、その分、部屋が狭くなります。

*在来木造工法の場合は、基本的に改修+防音工事は可能です。軸組補強も後付けできます。

 

いずれにせよ、新築の段階で出来る限り配慮しておけば、生活防音も防音室もコンパクトに施工できます。

その分、工費を節約できるうえ、部屋も余り狭くなりません。

 

防音対策とは特別なものではなく、基本的な事項を遵守すれば木造の場合は、なんとかなります。

posted by: 防音職人 | 木造防音 | 12:48 | - | - |-
天井防音のご相談について

最近増えている天井防音対策の相談が、遮音シートや遮音パネルを天井に張り付けたが効果が殆どないというものです。

*大半が建築士が紹介した通販サイトの遮音パネルや遮音シートです。

 

既存の天井に張り付けるだけで上階からの振動騒音を半減させることは無理です。

理論的にあり得ないです。

 

次のページを読んでいただければ難しさが理解できると思います。

天井の振動騒音

 

天井裏の吸音、軸組下地の絶縁・防振など複合的な対策で、ようやく半減させることができるものです。

 

騒音源が低い周波数ほど難しくなります。

 

木造の場合は大改造すれば大幅に軽減できることもありますが、通常は音源の床で防音工事をするのが定石です。

 

マンションの場合は、既存スラブに吊金物を増設する工事の許可が出ないので、物理的に対処できない場合があります。

 

とにかく、天井防音は「遮音」「防振(制振)+絶縁」「吸音」の機能を組み合わせないと効果は出ません。

posted by: 防音職人 | 天井防音 | 08:32 | - | - |-