-
遮音材の決め手は面密度と柔軟性・耐久性2019.11.07 Thursday
-
防音職人では、25年以上の防音設計・施工経験と自宅マンションでの実体験などをもとに比較検討して、現在の受注生産の防音材を選びました。
その重要点は、面密度(kg/m2)、柔軟性(硬質でなく曲がるもの)、耐久性(引張り・曲げ、経年変化など)に優れていることです。施工する際に、切り口(切断面)が曲がったりして突きつけるのが難しい製品は、防音工事には不向きです。すぐにちぎれてしまう素材もダメです。
面密度が小さくて制振性が弱い製品も遮音効果が低いので、これも除外しています。鉛のように面密度が大きくてもコインシデンスの弱点があり、制振性が弱い製品は防音材としては汎用性がありません。
以上の重要な諸点を考慮すると、薄い遮音シート、非硫化ゴム遮音シート、リサイクルゴム製品、鉛シート・ボードが不適格になります。アスファルトシートも表面が特殊加工していない製品はちぎれやすいので、施工性に難があります。
結局、費用対効果や施工性を勘案して残った防音材が防音職人のウェブサイトに掲載されています。
25年以上の実践経験で使用した製品が主力資材として、担当現場で活躍しています。
これらの防音材は世間では知名度が低いため、一般ユーザーや建築会社には余り知られていませんが、私の取引先や提携先ではプロ仕様の防音材として評価の高い製品です。