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新築の防音設計2019.02.16 Saturday
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通常、新築計画の段階で防音設計を導入したほうが、防音リフォームより、費用対効果が大きくなります。
とくに天井裏や壁内などの空洞部や断熱層に適切な吸音材を施工することを考えると、圧倒的に新築の段階のほうが無駄がありません。リフォームの場合は既存のボードを撤去して施工し直すわけですから解体費用・建具調整及び補修費用など無駄が出ます。
新築住宅の生活防音や防音室の計画において、重要かつ基本的な防音設計知識を次のページにまとめましたので、参考にしてください。→防音設計の常識
新築の防音対策は吸音材以外では、窓と遮音材の施工が重要な内容になります。
窓の場合は、内窓を付けて二重構造にすることも考えられます。たとえば、リビングと防音室だけは、防音ガラスを使用するなど特別に費用をかける価値があります。
同時に外壁側の内装壁に遮音材を予め施工しておけば、わずか3ミリから6ミリ程度の対策でも、15dB程度遮音性を向上させることが可能です。
15dBの防音効果がアップすると、一般的に人の耳には騒音が半減〜6割程度小さくなって聴こえます。
とくに木造住宅はメリハリのある防音施工が大事だと思います。