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木造新築住宅の防音対策2018.11.13 Tuesday
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木造住宅の防音記事を検索すると、大半が窓の対策が重要と述べています。
ところが、内窓を付けて約D-40(遮音性能)にするのはいいのですが、相談者の多くは壁から音が漏れている(戸外の騒音が入ってくる)と言います。
*窓だけ対策すれば大丈夫と言うのは、素人の業者または窓業者だけです。
新築住宅は内窓は後付できますので、優先すべきは壁や24時間換気扇です。
24時間換気扇は、防音フードを新築の際に取付けておくと、15dB程度遮音性能がアップしますので、お勧めです。
壁が面積的に最も大きいので、新築時の防音対策は24時間換気扇と併せて「外壁側の内装壁の防音」が木造住宅にとっては最も重要です。
最近の住宅は、壁の遮音性能はD-25〜D-35しかありませんので、少なくともD-40以上になるようにすることが望ましいです。
対策としては
*発泡材の断熱材は使わない。
*ALCパネルはジョイントが弱点になるので使わない。
*石膏ボードだけでなく合板を併用する。
などの基本的な仕様を見直すだけで、遮音性能がD-40以上になります。
ここまで施工しておけば、防音室を後付でリフォームするのも、比較的容易になります。