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木造新築住宅の防音対策留意点2018.05.21 Monday
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新築の木造住宅の生活防音や防音室づくりを段階的に、将来行う場合は、新築時に次の諸点を備えておく必要があります。
・床下、外壁内部の断熱材の種類と厚さ及び密度
・床下地(大引き、梁、下地合板など)の補強
・間取計画による騒音のリスク軽減
・24時間換気の防音フード、天井裏ダクトなど配管計画の調整
以上の内容を新築段階でクリアしていれば、リフォームで改善できます。逆に言えば、上記の諸点に問題があると防音施工に大きな制約となり、工事費用がかさみます。
とくにツーバイフォー住宅の場合は、根本的な改造は新築保証の関係で無理ですので、内装部分だけで解決することになり、その分、部屋が狭くなります。
*在来木造工法の場合は、基本的に改修+防音工事は可能です。軸組補強も後付けできます。
いずれにせよ、新築の段階で出来る限り配慮しておけば、生活防音も防音室もコンパクトに施工できます。
その分、工費を節約できるうえ、部屋も余り狭くなりません。
防音対策とは特別なものではなく、基本的な事項を遵守すれば木造の場合は、なんとかなります。