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防音職人への御相談ページ
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木造住宅なら防音職人へご相談ください。
マンションの防音事例:天井防音(工事依頼者の声)
※マンションなのに真上・隣から音が筒抜けということもあります。
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防音材の遮音効果の違い・音漏れ

相談者や電話での問い合わせの中で多いのが、市販の防音材と防音職人で扱っている製品との効果の違いです。

 

なぜ、メーカーが計測した遮音性能が現場で想定値を大幅に下回るのかという疑問ですが、これは試験体のサイズとつなぎ目に要因があります。

 

鉛シートは薄い素材の中では最も比重が大きく、試験所での計測値も他の製品に比べて透過損失(遮音性能)の数値が大きいという特徴があります。

しかし、実際施工された防音室での計測値とは乖離します。これは試験体はつなぎ目の無い小さなサイズであり、現場では大きな区画でありつなぎ目が発生します。

*大半がつなぎ目から漏れていることと、素材自体が音を吸収できないので、反射しきれない物は室内の弱点か所から漏れてしまう特性があるからです。

 

しかも、石膏ボードに張り付けて使用すると、石膏ボードのもつコインシデンス(質量則を下回る特定の周波数での遮音低下)を解消することができませんので、想定値よりも大幅に遮音性能が低下する周波数帯が生じることになります。

 

防音材は製品の素材や混合して組成される成分によって、多様な製品が生まれますので、その中での製品開発は、音測定の試験所だけでなく、実際の現場や実物大実験で検証するしかないのです。

 

通常、コインシデンスが発生する製品は、遮音材としては想定値を下回る現象が起きます。それが現場とメーカーのデーターとの乖離です。単純な質量則では想定できない現象です。

 

このような現象は鉛シートだけでなく、ALC(軽量コンクリートパネル、へーベルのようなもの)でもコインシデンスが起きます。

両者ともにジョイント(つなぎ目)部分での音漏れが弱点になります。

 

防音材は実績のある製品を使用することが、防音設計の基本になります。それと正しい施工要領があって初めて想定通りの効果が出るものです。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 12:13 | - | - |-
透過損失(遮音性能)と防音材の試験体

防音相談で相談者によく言われるのが、メーカーの遮音パネル、吸音材の透過損失や吸音率を見ると、大半の製品とそん色ないのに現場で施工されると音漏れの問題が顕著になるのはなぜですか、という質問です。

 

これはメーカーが偽装しているということではなく、あくまで小さな試験体を測定実験室で周波数ごとに精密測定したデーターであり、実際の大きな区画で施工する現場とは条件が異なる、これが主な理由です。

 

小さな区画と大きな区画では面積が違うだけでなく、固定する条件も違います。

試験体には、つなぎ目がないのですが、実際の現場では当然、つなぎ目が生じ、壁面や天井面などの軸組下地や断熱材、外装材などが施工された状態で使用するので、共振したり、隙間から音漏れしたりと、マイナス要因が複数出てきます。

 

また、誤った施工要領で使用された防音材は、その効果を失います。素材の持つ弱点も大きな区画では顕在化して、音漏れだけでなく共振が大きくなり音響も悪化します。

*ピアノ防音室などで問題が出るのは、そのためです。

 

ですから、設計・施工の実績が乏しい業者は現場での検証がないので、同じ失敗を繰り返します。

防音材の持つ相乗効果など理解できるはずもないです。とくに木造住宅など木造建物での失敗事例が多いのも、そういう背景があります。専門業者の理論は実績があって初めて裏付けられるものです。試験体のデータを鵜呑みにしてはいけません。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 07:46 | - | - |-
音の周波数によって防音材の効果が異なる

最近の相談や提携先を含めた現場調査で裏付けられた注目すべき事例があります。

それは遮音材、制振材、吸音材という「防音材」が想定通りの遮音効果を出していないというか、メーカーのデータと現場での測定結果が大きくかい離する事実です。

 

音源の周波数特性(音の主成分)と選択する防音材がマッチしていないケース、メーカーの透過損失データや吸音率データがかなり怪しいケースです。

 

前者の事例では、マンションの足音対策、ピアノの床防音対策に分厚い遮音ゴムを敷いたが効果がないという相談があります。これは重低音に効果のない製品を重ねて使用したことが原因です。

遮音ゴム製品は特性の異なる制振材を併用すると効果が高まりますが、通常の通販サイトでは入手できないという問題があります。

 

許せないのは後者の事例です。典型的な製品としては外壁内部に充填する発泡断熱材の大半が弱点となる周波数帯が多く、人間の耳には遮音効果を体感できないという事例です。

むしろ、普通のロックウール製品を使用したほうが、はるかに遮音効果が出てきます。

また、軽量コンクリートパネル(ALC、へーベル)は、メーカーが言うような遮音効果が出ていないことが多く、木造住宅に使用する価値はないと思います。

 

このように音の周波数特性にマッチしない防音材は、弱点を補完する音響・防音設計をちゃんと立案しないと費用対効果が低くなります。住宅メーカーや防音材メーカーの営業マンなどのセールストークを真に受けると後悔することが多いようです。

そのような相談をお受けしていますが、業者の看板の大きさや値段だけで判断されたユーザーにも自己責任があります。

 

新築や大規模リフォームは、大きな買い物です。セカンドオピニオンの相談も含めて、慎重に判断されることをお勧めします。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 16:18 | - | - |-
既存床に防音材とカーペットを敷いて実験
ある相談者がリフォーム業者に木造住宅のフローリング床を防音仕様に改造してもらうため、有料相談と防音材提案をお願いしたいということでした。
ところがリフォーム業者が自社で使用している大手メーカーの遮音ゴムマット9ミリのほうが重く効果があるから、この製品を使いたいと言い出し、私の提案した制振フェルト+遮音マット3ミリの施工は見送りたいと言いました。

相談者も急に態度を変え、私の提案を保留したいと約束を破ろうとしました。そこで私も相談料のみいただき、防音材の納品は辞退しました。
その後、急に連絡があり、制振フェルト6ミリと遮音マット3ミリを12畳分欲しいと言い出し、理由を聞いたところ、リフォーム業者の提案の大手防音建材メーカーの遮音ゴムマット9ミリを敷いても重量音(足音など)には効果が感じられないことに気づいたということです。さんざん、私の提案に疑問を呈したくせに手のひらを返したように依頼してきた。
こんな勝手な相談者には納品しないと伝えたのですが、泣き付かれ、仕方なく提案通り納品しました。

一方、あるビル管理会社が、私の提案した制振フェルト6ミリ+遮音マット3ミリ+防音カーペット仕上げについて、あるマンションで重量衝撃音の実験をしました。計測結果は、重量音が60〜70%低減したということです。
非常に費用対効果が良いので、ワンフロア全体に採用したいということになりました。用途は保育所でした。

このように同じ厚さの提案であれば、防音職人の制振フェルト+遮音マット3ミリが費用対効果が高いということが証明されました。
それはそうでしょう。そんなことは10年以上前から、防音職人の担当現場で体感されている通りであり、明らかでした。

素人は、大手メーカーの製品を先入観をもって信用し、私が提案する特注品(受注生産品)を軽視することがあります。
本当は、私としては納品したくないのですが、どうしてもと言われれば仕方ないのです。

ちなみに、大手メーカー製品の大半は軽量衝撃音用の仕様になっており、必ずしも重量衝撃音に十分な効果があるとは限りません。
posted by: 防音職人 | 防音材 | 13:35 | - | - |-
低い周波数の重量音対策の遮音材

振動音を伴う低い周波数の重量音の対策には、遮音材・制振材が必要です。
しかしながら、市販されている防音材には有効なものが少ないという業界の問題があります。ここではリスクのある、効果のない製品の典型例を警鐘として提示します。

【効果の少ない製品】
次のような製品だと余り効果はないと思ってください。
・鉛のシート(面密度は大きいが制振性が少ない、防音ドアなど小さな区画の遮音材)
・厚さ1ミリ〜1.5ミリの遮音シート(使い方が非常に限定される製品、面密度も小さく制振性もない、臭いが気になる)
・再生ゴムチップをもとに加工された遮音ゴム製品(重量音には余り効果がなく、軽量音対策向けの製品、臭いが気になる)
・樹脂の遮音マット(主として軽量音向け製品、空気音の遮音材)

このように、防音材には多種多様なものがあり、使い方によっては費用対効果の少ないものがあります。

では、低い周波数の重量音に効果的な製品ですが、基本的には面密度の高い遮音ゴムやアスファルト製品が有効であり、これに高密度のフェルト材やウレタンマットなどを組み合わせて対処します。
また、木の繊維で加工されたシージングボードも状況に応じて併用すると効果が高まります。

さらに吸音材を併用すると効果が高まるだけでなく、幅広い周波数の音に対処できるようになります。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 09:12 | - | - |-
住宅向けの防音材通販サイト

 国立での防音相談において、よく質問されるのが安全性が高く、臭いのしない素材です。それと費用対効果です。

 とくに住宅で使用する防音材は、粉塵や臭いの揮発が重要なチェックポイントになります。同時に耐久性や耐水性も重視すべき点だと思います。

 多くの通販サイトは、まるでアフィリエイトのように売れれば良いという感じで、商品を並べ、セールスポイントを誇大的にPRしています。
 リスクについては殆ど記載が無く、購入してから後悔する相談者も居られ、相談の際に通販サイト、業者の批判をお聞きすることもあります。

 臭いがきつく、効果も低い遮音シート、遮音ゴムマットの例や、壁に施工したら反響・共振がひどくなった鉛のボードなどのほか、グラスウールやロックウールをガラスクロスで包んだ製品を使ったら、喘息や咳き込みがひどくなった例など、購入前には想定していなかったリスクが現れ、廃棄処分したユーザーも居ます。

 防音材購入と言えども、やはり専門家にアドバイスをもらうことは重要だと思います。ただし、メールなどの無料アドバイスには過度に期待しないほうがいいでしょう。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 16:28 | - | - |-
防音工事と適切な防音材

 防音相談で、相談者によく「いろいろな防音材の情報やデータをどのようにして入手するのですか?」と質問されます。

 私のような零細事業者(防音設計、コンサルティング担当)が多くの情報や具体的な防音効果について知るには、並大抵の努力ではできません。

 今までの経験を概略述べると次のようになります。
*約18年間、自宅マンションで試した防音工事、防音材の効果を経年変化とともに観察してきた。
*知人の住宅で格安で試験的なDIY、工事をさせてもらった。
*自分が担当した現場の効果について依頼者から報告をいただくとともに、提携先に音測定を依頼して分析した。
*防音室などで失敗したかたの無料相談を通じて、具体的にメーカーや工法、防音製品について情報提供していただいた。
*ネットでの情報検索に加えて、メーカーが研究所(第三者機関)に委託した試験データを入手した。

以上が主な知識と実践経験のソースです。これを会社勤め時代から地道に続けてきた結果、多くの貴重な経験と情報を得ることができたのです。

 防音設計や防音工事に近道はなく、地道に努力していくことが本道だと考えています。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 08:25 | - | - |-
床に敷いた遮音マットの防音効果

 先月、防音相談でご提案した遮音マットを木造家屋の床に敷き直した依頼者から防音効果のご報告がありました。

 他の業者から購入した遮音ゴムマットを敷いておられたのですが、あまり効果がないので、現場の状況にあった製品を注文して、敷き方を教えてほしいというものでした。

 防音職人がお勧めした「遮音マットR」を既存の防音材を撤去して敷き直し、つなぎ目を接着力のあるテープで貼り付け、既存の床材をまた敷いて仕上げたそうです。
 結論として、あまりにも効果に差があり、驚かれたようです。防音職人の遮音マットを指示した敷き方で施工したところ、階下の音はほとんど気にならないレベルまで減衰したのです。

 追加で検討されていた防音材も購入する必要がなくなり、先に使用していた遮音マットは捨てずに、防音の必要のない、他の部屋に敷いたそうです。

 なぜ、厚さもサイズも同じ遮音マットで大きな差が出たのかを整理してみました。
*防音職人の遮音マットRのほうが面密度が約1.5倍大きいこと。
*ほかの業者の遮音マットは再生ゴムのみで作られ、つなぎ目が経年変化で伸びてしまい、つなぎ目の口が開いたこと。(耐久性に問題あり)

 要するに、面密度と耐久性に大きな差があったと考えられます。他の業者の遮音マットは安いのが取り柄であり、依頼者も最初は飛びついたのですが、ゴム臭がする上に、防音効果が少なく、がっかりしたそうです。
 一般の方には、判断が難しく、仕方ないことですが、世の中には多様な製品があり、適材適所、ふさわしい製品・使い方というものを考えて、選別することが重要です。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 12:21 | - | - |-
振動音と空気音に対する防音材の効果

 実際に、同程度の厚さと比重の遮音マットを、複数のメーカーで試した結果を、防音職人、提携先および取引先の専門業者、元大手楽器防音メーカー出身者などの経験・意見を総合してみました。

 同じ空気音の遮断性能を持っていても、天井や床の振動音(グランドピアなどの音を含む)に対する防音効果(低減効果)は、かなり差が有ることが分かりました。

 私が現場に使用している防音材はDIY防音でも、振動音を含めた効果は、かなり高く、一方他のメーカーの遮音マットは、振動音対策には殆ど効果が無いとまで、関係者に言われています。
*これは私の体験を裏付けるものであり、このため、私は今まで使って試した防音材の中から、現在の取引先の防音材を選別して主力にしたわけです。

 なぜ、このような防音効果の差が出るのでしょうか? これは天井の振動音対策の特性を見ると分かります。
*制振性能の差です。それと耐久性によって経年変化で大きな差が出ます。

 私の自宅には、大手メーカーを含めて3社、それと現在の取引先の1社、これらは業界でも有名な製品ですが、使った結果、経年と共に、効果が低くなり、このため、私は防音材を全面的に、現在の取引先の既製品や、特注品に切り替えました。

 市販の防音材と取引先の防音材との特性の違いは「制振性能、耐久性」だったのです。

 この違いは、マンションの二重天井の防音や、ピアノ防音室における費用対効果に大きな差を生みます。値段が余り違わなくても、使用用途によって大きな差が出ることは重大なことです。

 メーカーの公表している自己申告データだけでは、読み取れないことなのです。実績、経験が防音設計には極めて重要であるという根拠です。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 10:02 | - | - |-
防音効果と吸音材について

 このブログでも何回か採り上げていますが、吸音材も素材・密度などにより、実際の現場では防音効果に大きな差が出ます。
*参考情報:防音の効果

 住まいなど比較的薄く防音構造を構築しなければならない空間では、遮音材、制振材とともに、吸音材の吸音率は重要な要素です。

 この吸音率は、周波数ごとに色々な特徴があり、メーカーの申告データとは、乖離することが多いようです。
 防音設計の実績のある業者でも、安易にグラスウールやセルロースウールを使用して、十分効果があると思い込んでいる人がいますが、ロックウールやポリエチレン(ポリエステル)ウールに比べると、低音及び高音において効果が劣ることが体感できます。

 現在のメーカーの吸音率の試験方法は、音響学会でも指摘していますが、周波数帯によって、小さな試験体と実際の現場のような大きな面的な状況とでは吸音率に差が出ます。

 ですから、実際に現場で音測定や体感をもって検証しなければ、有効なデータとなりません。

 たとえば、天井の防音で、グラスウールを入れても余り効果を体感できないのは、低音や高音の周波数において十分な吸音効果を発揮できないことも要因としてあります。
 また、空気層の扱いも重要で、低周波には数センチから20センチ程度の天井裏の空間は、かえって空気のバネにより、遮音効果が悪化することが知られています。

 防音対策・設計においては、住宅、木造の防音室に適する吸音材を使用することが極めて重要です。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 08:36 | - | - |-