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防音職人への御相談ページ
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マンションの防音事例:天井防音(工事依頼者の声)
※マンションなのに真上・隣から音が筒抜けということもあります。
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固体伝播音対策を疎かにした防音室の事例

この防音室は、比較的古いマンションを改修して構築したものです。躯体の厚さは壁が約150ミリ、床が約110〜120ミリです。

(防音職人が無料相談でヒアリングして資料をいただいたものです。その後、DIY提案で床の振動音を大幅に改善しました)

*国立でご相談をお受けした事例(ピアノ室)です。

 

施工前の想定遮音性能はD-35〜40で、施工後の防音室の遮音性能はD-45〜50でした。

・天井、界壁、床の内装をすべて剥してから、躯体に直接軸組を固定している。

・軸組の空洞部に厚さ50ミリ程度のグラスウールを充てんする。

・下地に厚さ12ミリ程度の合板を張り、そのうえに遮音パネルを重ねて張る。

という基本構造でした。

 

結果は、空気を伝わる音は、ある程度遮断できていますが、振動音など固体伝播音が階下などに響き渡り、ほとんど遮断できていない状況です。

 

その原因は、軸組下地が絶縁されていないことと、制振材が全く使用されていないことでした。

遮音材にシフトした防音構造であり、吸音材の厚さも薄く、遮音パネルの性能だけに依存したものです。

 

固体伝播音の遮音対策を疎かにした事例と言えるでしょう。

上記の仕様を考案した大手業者は、ある遮音パネルのメーカーの代理店のようで、提携会社の製品を使うことが防音工事の前提となっています。

 

代理店方式の防音室は自由度がなく、仕様を変更したり改善することができません。

 

実は上記の防音構造は約10年前から現在まで同様な工法が実施されているようです。

皆さんがご存知の大手防音工事会社+大手防音室メーカーが一緒に現場で造っている防音室の基本システムが、これです。

*遮音性能レベルに応じて防音構造を厚くするものですが、固体伝播音は余り遮断できません。
 

posted by: 防音職人 | 防音室の記事 | 13:41 | - | - |-
木造住宅の防音室の費用対効果

大手住宅メーカーなどの音響・防音仕様を見ると、大半が遮音材にシフトした過重量な対策です。

 

その割には、隙間から遮音欠損したり、固体伝播音(ピアノやチェロなどの振動音)が住宅内だけでなく、戸外に大幅に漏れたりします。

費用対効果から見れば、かなり無駄があるアンバランスな設計・施工です。

 

厚さ20センチ以上の防音界壁からの音漏れの現状を見ると、天井付近や床下から音漏れしていたり、壁内部の吸音材の性能不足によって防音効果が低い防音室もあります。

 

これらは、みな木造住宅の構造的な弱点や利点をあまり考慮しないで設計することや、施工要領が間違っている現場もあります。

 

大手住宅メーカーは施工を担当する代理店や下請けに丸投げに近く、現場でのチェックや指導をしていません。あくまで金太郎飴のような設計図を渡して防音工事を進めるだけです。

 

木造住宅の音楽室など防音室の費用対効果や耐久性は、木造の特性を生かすことで高まるものです。

 

既製品を単純に張り付ければ実現できるものではなく、快適な音響も木製品を重視することで得られます。

間違っても鉛パネルやALCで防音室を造ってはだめです。

 

木造建築の音響・防音設計のマニュアルが存在しない、既製品の費用対効果が低いなど業界全体の問題がある中で、木造住宅の防音室は高い買い物になっているようです。

*参考:木造住宅・防音室の事例

posted by: 防音職人 | 防音室の記事 | 08:13 | - | - |-
木造住宅の生活防音にパネル工法は不向き

木造住宅の防音対策に遮音パネルなどパネル工法を提案する業者がいますが、失敗すると思います。

 

それは遮音シートと石膏ボードを重ねて施工する業者と同じくらいリスクがあります。

 

木造住宅の界壁や床は、空洞部分が多い上に通気を確保する工法ですので、中途半端な対策では対応できないうえに、つなぎ目などの弱点を解消しないと、あまり防音効果は出ません。

 

パネル工法は比較的高い周波数(女性の声や携帯などの稼働音)の遮音能力が低く、費用対効果も良くないと思います。

 

それと界壁に硬質なパネルを重ねても共振する周波数が解消できないため、思ったほど遮音効果が出ない場合があります。

 

ちなみに石膏ボードだけを重ねても、弱点となる周波数帯の傾向は余り改善できず、低い周波数のほうへ少しずれていくだけです。

これは実際に東大の研究所がメーカーに委託された実験で証明しています。

posted by: 防音職人 | 木造防音 | 17:18 | - | - |-
最近の新築住宅に見る防音仕様の弱点

最近の新築住宅(木造)の相談事例や建築業者から提供される設計図を見ると、防音上の弱点は次の通りです。

・通気パッキン工法(土台と基礎躯体の隙間)による隙間から床下を経由して音漏れがする。

・外壁内部に発泡材断熱材が使用され吸音性がない。(逆効果になることもある)

・石膏ボードやALCパネルによる隙間からの音漏れ(主として高い周波数と固体伝播音)が目立つ。

 

また、石膏ボード、グラスウールによる偏った周波数の遮音性が、低い周波数と高い周波数の防音能力の弱点につながっています。

*昔の在来工法のようなモルタル仕上げ、漆喰(土壁を含む)などが使用されている時代の住宅のほうが壁の遮音性能が高い。

 

その時代、特有の弱点を理解していれば、適切な防音設計によって生活防音は確実に出来ます。

ALCパネルは費用対効果が低く、発泡断熱材は遮音上のリスクが高いため、お勧めできません。

 

新築の段階から適切な設計・施工を行えば、防音室だって比較的廉価で実現できます。

 

残念ながら、私の相談事例では、竣工した段階でコンサルティングをお受けすることが多く、費用的な無駄が出るのですが、改善するためのリフォームは、木造住宅であれば可能です。

posted by: 防音職人 | 木造防音 | 08:02 | - | - |-
木造住宅の防音相談と専門業者

近年、木造住宅(木造防音室を含む)の防音相談が増えているのは、音響・防音設計および工事業界の実情に関係しています。

 

私が防音設計の勉強を始めた約22年前には、住宅の防音設計ができる専門業者が非常に少なく、木造に限定すると東京でも10社に満たない状況でした。

*しかも大半がマンションの防音室を専門とする業者であり、木造住宅の生活防音やピアノ防音室を得意とする業者は、私の知る限りではほとんど存在していませんでした。

 

私が独立開業した約13年前においても、同様であり、マンションの生活防音でさえ対処できる業者はなく、私自身施工業者を探すのに苦労しました。

ウェブサイトを探しても、木造住宅の防音事例、防音室の事例はほとんど公開されておらず、大半がスタジオ防音室や高額な音楽家の防音室の事例です。

 

一般住宅の小規模な防音室に対処できる設計仕様や工法が出てこないのです。このような背景があり、防音職人の相談会の問合せが増えているのだと思います。

 

一方、約10年間で「自称・専門業者」と呼ばれる建築業者が急増し、林立状態になりました。老舗は人材が流出し、枝分かれし、看板だけが残っています。本当に希望する専門家を見つけるのが難しくなっています。

 

まずは、一般の方は防音相談で具体的な実績などを確認するところから始めるしかないでしょう。

それと木造の在来工法などの特長を生かすような手法を得意とする専門家が、木造住宅にはふさわしいという点をご留意ください。

posted by: 防音職人 | 木造防音 | 07:43 | - | - |-