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防音職人への御相談ページ
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マンションの防音事例:天井防音(工事依頼者の声)
※マンションなのに真上・隣から音が筒抜けということもあります。
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木造住宅の防音対策事例が少ない

昨日の防音相談で相談者に言われたのは、木造住宅の防音対策の事例がネット上には少ないということでした。

 

たしかに、検索すると通販サイトやマンションの事例が多く、木造共同住宅(アパート、長屋建て、複数世帯併用住宅)や戸建住宅の防音事例はほとんど出てこないと言ってもよいと思います。

 

防音材のDIYでさえ、遮音シートなどが効果がないとかマイナス材料しか出てこなく、具体的な成功例が出てこないので、コンサルティングを専門とする業者の防音相談に行って確認するしかないという判断だったようです。

 

特にピアノなど楽器対策にはマンションの事例が多いのは、基本的な遮音性能の差があると思います。通常の木造住宅はマンションに比べて遮音性能自体は低いわけですから、一般の業者はマンションのユーザーをターゲットにする傾向があります。

 

実際、防音職人のように個人ユーザー向けの無料相談を実施している専門業者は少なく、大半が防音室の無料相談です。

戸外騒音を防ぐ目的の生活防音でさえ、具体的な相談に対応してくれる専門業者はほとんどありません。

 

これが防音業界の現状です。

posted by: 防音職人 | 木造防音 | 07:36 | - | - |-
ピアノ防音室(木造住宅)の無謀な工法

最近、木造防音室の相談を受けて提案をしましたが、他の専門業者との価格競争などに無理があったようです。

他の専門業者は床のコンクリート増設や分厚いガラスサッシュの2重施工によって防音室を造る計画が多いようです。

*同じ性能のサッシュを2重にしても共振する周波数帯が生じるため、効果は半減しますので費用対効果が低くなります。

 

私のほうは遮音タイプのサッシュと気密性の高い樹脂サッシュを2重施工することを提案しましたが、受け入れられず保留になりました。理解してもらえない相談者には、いくら説明しても時間と労力の無駄になりますので保留にさせていただきました。

 

音響を重視した無垢材の仕様や耐震補強などを加えて、在来工法の木造住宅の寿命を延ばすことを総合的に提案しました。

私としては提案には悔いはありませんので、提案が了解されないのは結果論ですから仕方ないです。

 

ちなみに、コンクリート床を増設して、すぐに防音工事を行う日程や工法ですと、木部が湿気で腐りやすくなり、換気口をつぶした場合は、さらにリスクが大きくなります。

コンクリートは施工後約4年ぐらいは水分を発生し続けますので、絶えず床などに湿気がたまることになります。

 

ピアノ防音室の場合は、湿気はピアノ自体にも悪影響が出ます。とてもプロが使用する環境ではありません。

posted by: 防音職人 | 防音室の記事 | 14:48 | - | - |-
マンションの二重床は防音などに有利なのか

同じ構造でスラブの厚さが等しいマンションにおいて、二重床工法は直貼り床工法に比べて、防音対策や間取り変更(リフォーム)に有利なのか。

*建築士のコメントによるウェブサイトでは有利であると断定しているページがあります。

 

まず、間取り変更は基本的に二重床を解体して造り変えることになるので有利とは言えないです。これは現在の工法が防振ゴム脚でベースパネルを支える構造になっているからです。

既存の二重床の上に直接間仕切り壁を造ると、床の振動を壁が拾ってしまい共振しますので、階下への生活騒音が余計に目立つようになる場合があります。

*遮音性能に配慮する場合は、いったん二重床を解体してから間仕切り壁を造り、壁際を絶縁してから二重床を新たに構築します。

 

この点、直貼り床工法は、防音材を床に挟んでから間仕切りの下地をビス留めして、天井に接続して固定します。既存床材を剥がさないで重ねて施工することも可能です。

ただし、水回りを移設すると床に段差が生じ、バリアフリー構造にはなりません。

 

最も良い工法は、防振根太工法による二重床システムです。床下に水回りなどの配管を通します。バリアフリー構造にできます。

この工法の難点は腕の良い大工を必要とするため、人件費がかかります。

 

ちなみに、現在の二重床工法は重量衝撃音に弱く、二重床そのものが共振体になるため、可聴域の低周波騒音が発生しやすくなります。ピン構造のように支持脚で支える構造のため、真上に足などによる強いインパクトを受けると、鈍い衝撃音が響き、階下に伝わります。これが現在のマンションの遮音上の弱点の一つです。

これとGL工法の弱点が複合化されて生活騒音の問題が生じるわけです。

posted by: 防音職人 | 床防音 | 15:47 | - | - |-
壁防音と透過損失計算式

ウェブサイトの防音相談や専門業者の提案書に出てくる透過損失の計算式は、質量則と空気層だけ考慮した遮音性能を計算するものです。実際に計算式で得られた遮音層の面密度を現場で適用して防音室を構築すると、完成後の音測定や人間の耳では想定した通りの結果にはなりません。

 

それは多様な建材や吸音材を複合して構築するため、予測通りにはならないのです。しかも遮音パネルのコインシデンスによる遮音低下やつなぎ目からの遮音欠損があるため、想定値よりも透過損失が小さくなることが多いです。

*建材のもつ固有の遮音特性が考慮されていない。

 

そのうえ、木造建物では設計強度など構造的な限界もあるため、過重量の壁などの構造体は現実的ではありません。

また、計算式は適正な音響を計算するものではありませんので、面密度だけ計算して作られた防音室の音響は反響音が強くて酷いものが多いです。木造の特長を台無しにしてしまう防音工事が横行しています。

 

研究者が作った古い計算式や遮音設計マニュアルは、実際の建物の実例をもって補正して初めて役に立つものだと思います。

薄い壁の防音構造であっても、ボード類や防音材の組合せや施工手順によって、透過損失(遮音性能)は変化します。

相乗効果によって質量則の遮音性能を上回ることが普通です。

そうでなければ、防音職人で施工している防音室の大半が成立しないわけです。

 

現実には、防音職人チームが施工している木造のピアノ防音室などは、約38ミリ〜90ミリの厚さの中で、状況とご予算に応じて、大幅に音漏れを解消しています。

多くの実績が証明しています。過去のマニュアル・計算式の大半が古いものであり、実際の現場で検証したり補正していないのです。

posted by: 防音職人 | 壁防音 | 08:17 | - | - |-
防音業界もセカンドオピニオンは必要

色々な分野で専門家のセカンドオピニオンが重要であることが論じられています。

 

まだ歴史の浅い「音響・防音業界」も私の体験や日頃行っている「防音相談・コンサルティングング」において、その重要性を痛感しているところです。

 

あるベテランの防音設計が専門の建築士が担当した現場においてトラブルがあり、私に相談された相談者の話によると、防音対策と分析に思い込みがあったようで、方針を間違えていたということが明らかになりました。

 

そこで私が提案することになり、総合的に情報を勘案して出した答えが、ご予算の壁をクリアするため、先行してDIYによる防音効果を検証しつつ、重点をしぼって生活防音を目的とする防音工事を実施するという提案をしました。

*騒音源と生活拠点、睡眠の確保のため、工事対象の壁と床を検討しました。

 

私が提示した防音計画図と仕様書に賛成された相談者からご契約をいただくことになりました。既往の事例を考慮した見込みは、GL壁については6割程度の騒音をカットし、床面は5〜6割程度の騒音をカットできる見込みとなりました。

*既存建具や窓廻りの振動音絶縁が構造的にできない箇所があるため、遮音欠損を考えると良くて7割、悪くて5割の音を軽減するという結論になりました。

 

相談者には非常に分かりやすい提案だと評価していただき、防音の限界や遮音欠損の構造的な問題が理解できたのが、非常に納得できると言われました。

 

上記の専門家は失敗する前は、この対策で音は絶対に減るはずだと言って、防音施工を音源において実施したのですが、まったく効果がなく、分析と理論・対策内容に問題があったのは明らかです。

この時点で、相談者は私にセカンドオピニオンとして意見を求められ、まず無料相談をお受けになられました。

その時のアドバイスや対策の方針が、とても理解できたので防音工事の契約を前提に進めたいということでした。

*この件は、別の機会に続報をご紹介したいと思います。

posted by: 防音職人 | 防音全般 | 09:25 | - | - |-