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マンションの防音事例:天井防音(工事依頼者の声)
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防音設計の課題とウェブサイト

通常、建築会社や建築士が速やかに「防音設計や施工要領」について調べるとき、書籍や研究資料は見ません。普通はネットで該当するウェブサイトやウェブコンテンツを探します。

*防音材を探すときも同様ですが、私の問合せを見る限り、施主が探した情報を建築士に提供しているケースが多い。

 

防音設計に関する情報は、むしろ建築のプロよりも施主(専門外の依頼者)自身がネットで探してから、建築会社や建築士に相談することが多いようです。それだけ建築士は探す時間的な余裕がないのと、基本的な知識を有していないので探し方を知らないと言えます。

 

防音設計の課題は、業界の関係者自体が専門的な知識や経験を持っていないこと、専門家自身が現実的な対策や工法を確立できていないことが少なくないからです。

 

我々専門家も、費用対効果や現実的な工法に合致する設計理論を構築している発展途上と断定しても過言ではないと思います。

 

それらの課題の多くが、「木造防音」と「マンションの二重天井防音」に集約されています。実際の施工実例がネット上に殆ど出ていないことからも明らかです。取り組みやすい課題や事例、開発しやすい製品はネット上にたくさん出てきます。

 

私自身も25年以上の防音設計の経験があるにも関わらず、もっとグレードアップさせたいという課題を持っています。例えば大きなスパンの二重天井、薄い構造による低周波・重量音対策などです。

 

新しい理論や工法がないか、時々ネットで検索しますが、たまに特許申請の研究結果の概要が出てきます。ですが、それらは現実的な住宅や建築空間において使えないような机上の空論です。膨大な空間や吸音層、過大な遮音層などあり得ない工法です。

*研究者の大半が音響学会や建築学会所属の企業の社員、大学の研究機関です。

 

研究者でさえ解決先に時間がかかる課題や工法を建築士や建築会社が設計できるとは思えません。それが建築業界の実情です。

大規模な音楽ホールやオフィスビルで適用できる構造は、一般的な木造住宅やマンション、木造建築物にはそのまま使うことはできません。

*参考:防音対策の20年史

posted by: 防音職人 | 防音全般 | 12:07 | - | - |-
マンション防音の課題

マンションの生活騒音などの防音設計の課題は主なものがいくつかあります。

・騒音伝播のメカニズムを理解すること。

・現実的な対策の工法を設計すること。

・防音施工が出来る業者を探すこと。

 

防音設計は騒音伝播のメカニズムと遮断方法を提示できる専門家でないと、設計図も施工要領も作成できません。

*実際に実例を掲載しているウェブサイトが殆どないことを考えると、「天井防音対策が」が最も難易度が高いと言えます。

 

マンションの二重床や二重天井の騒音伝播を専門的に始めて分析した組織は日本音響学会です。ですが、彼らは現実的な防音施工を設計したり、施工要領を提示できません。現場の建築知識や工事経験がないので、理論を具体的な施工に移すことが出来ないのです。

 

要するに研究者は防音設計・施工計画ができないし、建築士など設計者は防音設計そのものが理解できないという、致命的な業界の課題があります。

*この状況は25年前から変わっていません。

 

予算の問題を除いても、かりに防音設計が出来ても、実際に施工できる専門業者が予想以上に少なく、東京においても殆ど居ません。

それは難易度が高い割に手間がかかり、採算性が低いからです。

あえてリスクの高い案件を受注しようとする業者が居ないのです。

 

さて、ウェブサイトを探すためにキーワード検索しても、実例も解説ページも最近は出てきません。

検索エンジンそのものが専門的な内容や現状を理解していないので、コンテンツをただ自動的に拾っているだけです。

 

私が作った約17年間の事例ページも、現在はキーワード検索では殆ど出てこなくなりました。これが現実です。

出て来るのは、いい加減な素人ページや業者の誇大広告ばかりです。

posted by: 防音職人 | 天井防音 | 15:09 | - | - |-
防音技術の25年史

今まで追い求めてきた防音設計技術の課題解決、仕様確立については概略を次のページに記しています。

防音対策の20年自分史

 

その後、更に技術的な課題を乗り越えようとして、実践した内容を次のページにまとめました。

木造在来工法のピアノ室木造防音の基本

 

約25年かけて解決した課題もありますが、費用対効果や現実的な製品開発の問題で実現していない防音技術もあります。

 

しかしながら、一般的な住宅や木造建物における防音対策は概ね示すことが出来たと思います。

 

これからは、残りの人生の中で、さらに答えを求め続けていくのか。後継者にバトンタッチするのかは決めていません。

 

少なくとも、木造防音ひとつをとっても奥深い世界であり、努力もしない専門業者が、そう簡単に届くものでもないような気がします。私は独学で住宅や木造音楽室の防音設計の道に入りましたが、世の中には道標となる書籍もウェブサイトも殆どないのが現実でした。それは他の専門家が自分のプライドや目先の利益に取り憑かれたからです。

 

専門的なウェブサイトを紹介するプラットフォームもなく、あるのは企業の宣伝サイトです。それが検索エンジンの限界でもありますが、自分のウェブサイトだけでも更新し続けて、情報を発信したいと考えています。

 

どんなに研究者が特許的な技術を開発したり、計算式を作っても、現実の建物に適用できなければ「絵に描いた餅」です。

机上の理論や計算式どおりに設計施工できるのなら、世の中のマンションや木造住宅の防音課題は解決されているはずです。

現実はそうではない。理論式や特許技術には欠落しているものがある。現実との乖離がある。

 

それは研究者は現実の設計・工法を経験していないからです。それが机上理論の限界です。実務者は乖離している部分を補正することが必要です。

posted by: 防音職人 | 防音全般 | 17:40 | - | - |-
遮音特性の異なる防音材を重ねた相乗効果

柔軟性のある比重の大きな遮音ゴムマットは、石膏ボードの弱点となる周波数帯を補完し、全体的に遮音等級を上げることができます。

石膏ボードを重ねて改善できない周波数帯を、わずか厚さ3ミリの遮音ゴムを挟むだけで弱点を改善し、相乗効果をもたらします。

 
これは防音素材のもつ固有の特性であり、特性の異なる防音材を組み合わせることによって防音効果を高めることができることを実証しています。

とくに木造建物においては、比較的薄い構造でも遮音効果を大幅に高めることを、上記のような特性を複合化することで実現できます。

 

例えば、アスファルト基材の遮音材と樹脂の遮音ゴムマットを重ねると弱点のない綺麗な右肩上がりの透過損失を示します。

厚さ12.5ミリの石膏ボードを2枚重ねても改善できなかった周波数帯の透過損失(遮音性能)を、わずか6ミリ弱の遮音層が大幅に上回ります。

 

このような技術は、実際の現場で音測定調査などによって検証することで生まれます。薄い防音構造は木造建物では特に重要であり、空間を狭くしないで、必要な生活防音や音楽防音室を構築できます。

 

これは、専門的な防音材だけでなく、石膏ボードや合板、シージングボードなど一般的な建材においても起こる現象です。

防音設計の基本となる知識です。

*参考:専門的な防音材

posted by: 防音職人 | 防音材 | 15:26 | - | - |-
木造在来工法と固体伝播音

木造住宅など木造軸組在来工法について誤解されたり、デタラメの情報を「防音対策の特徴」と称して発信している情報サイトがあります。これは看過できない内容です。

*木造は固体伝播音を伝えやすい構造ではありません。

*自社の工事を勧めるための誤った情報を発信している業者は「木造防音の専門家」ではありません。

 

基本的に固体音を伝えやすい素材はコンクリート・鉄・石膏ボード・ALCなどが有り、木材はこれらに比べると響きは柔らかく、音が伝わるスピードも少し遅くなる性質があります。

したがって、木造は剛性補強を適正に行えば、重量音も軽量音も軽減できる構造であり、コンクリートや鉄骨造は内装に個体伝播音を軽減する構造を構築しないと、生活音でさえ響きやすくなります。

 

建物の躯体構造の剛性が高いと、重量衝撃音を抑えることが出来るのは、木造・コンクリート造・鉄骨構造すべてに共通したことです。軽量音は鉄・コンクリート・石膏ボード・ALCなど硬い素材において瞬時に伝わる特性を持っています。

 

逆に、コンクリート・鉄骨造でも、柱・梁の断面が小さくて、スパンが長くなると、たわみやすくなり、重量衝撃音(固体音)が非常に伝わりやすくなりますので設計の際には注意が必要です。

 

同様に木造でも、軸組の強度や面材の補強を疎かにすると、重量衝撃音(足音など)が目立つようになり、生活騒音として悩むことになります。要するに、どんな構造でも弱点があるので、それをカバーするような設計・施工は必要なのです。

 

木造軸組在来工法の利点は、構造的補強やリフォーム・改修が比較的容易なので、費用対効果や予算に応じて計画できることです。木造在来工法は部材など部分的な交換や軸組の改修補強がやりやすいのが特長の一つです。

木造軸組在来工法の防音

 

なお、ツーバイ工法は軸組在来工法に比べて、床・壁が共振しやすい構造ですので、建物用途や間取りに留意するとともに、生活防音の仕様を別途用意しておかなければなりません。

posted by: 防音職人 | 木造防音 | 07:37 | - | - |-