防音コンテンツ
                
防音職人への御相談ページ
防音職人(サポートページ)は、誠実に努力する人を一生懸命サポートします。※ピアノ防音室・住宅(マンション防音・楽器防音)
優れた防音性能 マンションの防音事例:天井防音(依頼者の声)
※マンションなのに真上・隣から音が筒抜けということもあります。
現在時刻
Calendar
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< January 2012 >>
New Entries
Recent Comment
Archives
Profile
Links
Search
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
天井防音と吸音材の効果

 防音のQ&A、掲示板などで「天井防音に吸音材は効果が余りない」とコメントする、俄か専門家が多く、問題となっています。

 本当のプロならば、二重天井の防音には吸音材が不可欠であることを、防音材データ、音測定および実際の防音設計・工事において体感しているからです。

 環境省や古い設計マニュアルにおいては、そのような曖昧な見解を述べているものもありますが、最新のデータや建築以外の分野を知っている専門家は、可聴域の低周波は、間違いなく吸音材で音のエネルギーを減衰できることを知っています。

 逆に言えば「天井防音、低周波対策に吸音材が効果がない」と言う専門業者には、マンションの天井防音は不可能です。

 ただし、グラスウールやセルロースウールは効果は殆ど体感できないため、使用する吸音材など防音材の選定は重要です。
*参考:防音効果

 マンションや木造住宅において、素材の特性や周波数特性を無視する専門業者に、まともな防音対策を期待すること自体が無理なのです。
 それは防音設計の素人だからです。

 構造や空間的な制約のある住宅において、天井防音は難しい課題の一つです。このような課題に、防音設計の基本が分からない人のコメントは非常にリスクがあります。

posted by: 防音職人 | 天井防音 | 09:47 | - | - |
走る音・振動音の防音対策

 マンションの天井防音で、見当違いの対策を行う業者がいますが、それは具体的な振動を抑える技術がないだけでなく、周波数ごとの特性や使用する防音材の効果を検証していないからです。

 まず、騒音の種類によって、周波数の主成分が違うことを知ることが防音の出発点になります。それと、二重床・二重天井の周波数ごとの弱点を理論的にも経験的にも知っていなければ、防音は不可能です。

 例えば、子供などが走る、飛び跳ねる音の周波数の主成分は30〜250Hzで、このうち可聴域の低周波である100Hz以下の騒音が大半を占めることが多いです。

 既製の防音材はメーカーのデータでは125Hz以上しか示していなく、低周波については未知数です。しかも、二重天井において、遮音材、制振材、吸音材のデータを測定しているわけではないので、実際の現場での防音効果は大きく乖離することが少なくありません。

 一般のマンションでは天井裏は15センチ以下が大半で、これに数センチ程度下げることが出来るかどうかの厳しい制約が空間的にあり、天井スラブからボードの仕上げ面まで最大20センチ確保するのが精一杯という物件が大半です。

 私の経験では、15〜18センチが限界という物件が最も多く、既製の防振金具すら使えないことが多いです。このため、吊り金具や制振構造は、既製品には依存せず、全て現場で空間の状況に応じて加工しています。 
 防音職人の担当現場では、同時に、15年以上はメンテが必要のない耐久性のある構造を構築します。(もちろん、クロスの経年変化は起きます。当然ですが)

 ある業者の、防音仕様では、125Hz以下と2000Hz以上の周波数帯において、防音工事後に、逆に遮音性能が下がるような提案をしていました。これでは、天井防音の意味がありません。

 天井やGL防音は、特に慎重に専門業者を選ぶことが必要です。

posted by: 防音職人 | 天井防音 | 08:07 | - | - |
防音効果と吸音材について

 このブログでも何回か採り上げていますが、吸音材も素材・密度などにより、実際の現場では防音効果に大きな差が出ます。
*参考情報:防音の効果

 住まいなど比較的薄く防音構造を構築しなければならない空間では、遮音材、制振材とともに、吸音材の吸音率は重要な要素です。

 この吸音率は、周波数ごとに色々な特徴があり、メーカーの申告データとは、乖離することが多いようです。
 防音設計の実績のある業者でも、安易にグラスウールやセルロースウールを使用して、十分効果があると思い込んでいる人がいますが、ロックウールやポリエチレン(ポリエステル)ウールに比べると、低音及び高音において効果が劣ることが体感できます。

 現在のメーカーの吸音率の試験方法は、音響学会でも指摘していますが、周波数帯によって、小さな試験体と実際の現場のような大きな面的な状況とでは吸音率に差が出ます。

 ですから、実際に現場で音測定や体感をもって検証しなければ、有効なデータとなりません。

 たとえば、天井の防音で、グラスウールを入れても余り効果を体感できないのは、低音や高音の周波数において十分な吸音効果を発揮できないことも要因としてあります。
 また、空気層の扱いも重要で、低周波には数センチから20センチ程度の天井裏の空間は、かえって空気のバネにより、遮音効果が悪化することが知られています。

 防音対策・設計においては、住宅、木造の防音室に適する吸音材を使用することが極めて重要です。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 08:36 | - | - |
GL壁の防音対策は?

 ある防音専門業者のサイトでは、GL壁の対策は、GLを壊すことだと記載されていました。

 もちろん、原因を取り除けば、遮音低下は改善されるでしょうが、これはマンションにおいて騒音被害にかかる世帯の壁全てのGLを撤去することができればの話です。

 騒音被害者の専用部は出来ますが、他人の所有区分の壁は相手が協力してくれない限り、手出しが出来ません。騒音伝播の要因は、自分の専用部しか基本的には対応できないので、GLを壊しただけでは不十分です。

 被害者側の壁に防音対策を行うことが必要です。それに、壁にコンセントのアウトレット、TV・電話の端子が埋め込まれている場合は、二重壁を構築して収めなければなりませんので、防音対策と一緒にリフォームすることが望まれます。

 壊せばよいなんて、安易な提案をする専門業者は果たして信頼できるのでしょうか。依頼される前に、必ず、工法の概要を確認したほうが良いと思います。

posted by: 防音職人 | 壁防音 | 08:33 | - | - |
木造住宅の外壁の防音性能

 築5年以内の木造住宅で、何件か音測定をしましたが、D-15しか遮音性能がありませんでした。
*音の遮断性能15dBということです。

 主な外壁の仕様は
*サイディング外装材+約100ミリの断熱材+石膏ボード12.5ミリ・クロス仕上げです。

 通常、約25dBの遮断性能があるはずなのですが、実際はないケースが多いのです。

 主な原因は、断熱材のようです。通常はグラスウール又はロックウールなのですが、D-15しかなかった住宅は、断熱材は発泡剤でした。
*固化するウレタンフォームや、ネダフォーム・スタイロフォームのマットを外壁の内部に充填したものでした。

 これらは吸音効果がないだけでなく、空洞の状態よりも遮音性能が低下するのです。

 古い木造住宅よりも、約10dBほど遮音性能が低下するケースがあります。

 このような住宅において、防音対策を行う際に、窓だけ二重にしたり、石膏ボードや薄い遮音シートを重ねただけの工事を行う業者がいますが、大半は失敗します。

 このケースに該当する方は、ぜひ防音職人にご相談ください。
*国立又は西国立において、防音相談を行っております。

posted by: 防音職人 | 木造防音 | 20:13 | - | - |
ある防音材メーカーのデータ

 ある鉛防音メーカーのサイトに、二重天井の防音効果に関する自社データが掲載されていました。

 鉛などの防音材と石膏ボードを組み合わせた、施工事例について音測定を行ったもののようです。測定データを見ると、低周波に相当する100Hz以下と、2000Hz以上の周波数帯のデータがグラフ上から削除されていました。

 生データを見ると、防音施工前よりも、低周波の音域と2000Hz以上の音域において、逆に遮音低下していました。

 これは石膏ボードそのものがもつ、コインシデンスなど遮音上の弱点の傾向です。鉛や、上記メーカーの制振材では、問題が全く改善できていないのです。

 概ね低周波は、マンションの二重天井で起きる足音など重量音の遮音性低下等の主成分です。

 ということは、上記会社の防音工事や製品は、二重天井の防音対策やピアノ防音室には不適格です。
*ピアノ音の周波数帯:約30Hz〜約4200Hz
*足音など重量音の主成分:約30Hz〜125Hz

 売るとするならば、ユーザーに「125Hz〜2000Hz未満の音にしか使えません。」ということになります。

 いまだに、問題のある防音材や工事が、巷には溢れています。

posted by: 防音職人 | 防音材 | 08:22 | - | - |
リフォーム業者が間違えた防音対策(ペンション)

 ある木造のペンションにおいて、地元のリフォーム業者が客室の間仕切りの壁を防音工事したのですが、失敗しました。

 このペンションのオーナーより、防音職人(サポートページ)に相談があり、現地に伺い調査しました。
*壁の内部に発泡スチロール(断熱材)が入れてあった。
*厚さ1.2ミリの遮音シート(既製品)+石膏ボード12.5ミリ・2重張りという仕様。

 御話しを伺うと、防音工事完了後のほうが余計に人の声などが漏れるようになり、大変困っており、他の部屋の工事は中止したとのことでした。
*家族で、もう防音工事は効果がないから止めようという話になりかけていたそうです。

 原因は、発泡材を壁の内部に入れたことによる、音の共振等による遮音性の低下と、石膏ボードを重ねて張ったことによる、ある周波数帯のコインシデンスによる遮音低下です。
*通常、石膏ボード12.5ミリは2500〜3000Hz当たりで遮音性が落ち込むのですが、2重に重ねたことにより、コインシデンスの遮音低下周波数帯が1200〜1600Hz当たりにずれたと考えられます。

 この周波数帯は、子供や女性の声の周波数に近く、甲高い笑い声、テレビの音、カラオケの音などが筒抜けに聴こえる周波数です。
 通常は石膏ボードも遮音材ですので、防音効果が出ると思い込みがちですが、実際はそうではないところに、防音対策の難しさがあります。

 しかも面密度の低い遮音シートは、石膏ボードなどに重ねても、殆ど効果がないことが私の自宅体験や、音響学会の実験などで明らかになっています。

 上記の現場では、工事をやり直す予算がなく、壁を解体せずに、私の使っている遮音マットを重ねて、ボードとクロスで仕上げました。
*その結果、音はかなり小さくなり、営業を再開することができたのでした。

posted by: 防音職人 | 木造防音 | 14:01 | - | - |
建築士の短絡的な思い込みと建具の遮音性能

 私が防音設計を担当したピアノ防音室(木造)において、建物全体の設計を担当した建築士が、防音対策の考え方を教えて欲しいと、リクエストがあったので、下地に合板を、仕上げに木材を活用してくださいと伝えました。

 それが、こともあろうに、勘違いして窓の二重サッシュの建具に木製の特注品を使用したようです。私は、気密性・遮音性の高い専門メーカーのスチール・樹脂建具のサッシュを提案したのに、防音の素人が建具屋さんに自分のデザインした建具を発注したというのです。

 音測定の結果は無残で、二重サッシュを取り付けたにも関わらず、専門メーカーの1重のサッシュと同程度の遮音性能しか出ませんでした。

 私は雨戸や窓の枠材に分厚い部材を使用するのは良いが、サッシュそのものは専門メーカーのオーダー製品を推奨しました。

 音漏れの主な原因は、建具そのものの遮音性・気密性不足と、納まりの問題と考えられます。専門メーカーの既製品を使用した木造住宅では、他の現場では全てD-40以上の防音性能が出ています。十分に二重サッシュの間隔を確保した現場では、D-45の性能が出ています。

 明らかに、上記の現場では特注した建築士設計の建具の遮音性能不足は明らかです。

 ほかにも建築士のミスがありまして、ちょっと笑えないものですが、二重サッシュをペアガラスと混同され、ペアガラスを使用したので建具は1重で良いと判断したようです。

 何回も二重サッシュの件は説明したのに、断片的に物事を解釈して思い込み、走ってしまったようです。私の防音室は窓の建具・納まりが原因で、気になる音漏れが生じてしまいました。

 ちなみに、音測定を担当した建築士がピアノを弾いていただいている間、外壁に耳を当てたら殆ど音は聴こえなかったようです。
*経験的に壁自体はD-55〜D-60程度の遮音性能は発揮されていたことになります。
*私の防音設計そのものには問題はないようです。

posted by: 防音職人 | ピアノ防音 | 09:37 | - | - |
音響工学的に?防音対策

 音響工学的に検討すると、予算が少ない場合は防音を諦めてくださいという、自称専門家の書き込みが情報掲示板であちらこちらでありました。
*同一人物かもしれません。

 そもそも音響工学って何でしょう。大学の専門課程では、音響・防音設計という分野自体も確立されていません。
*音環境、音響、音楽ホール設計など、個別のテーマの講義・コースがあるだけで、トータルな学問として存在する訳ではないようです。

 社会に出ても、日本音響学界、日本建築学界など専門家の団体が委員会などで研究を続けていますが、これらの活動も個別のテーマごとに研究を行っているだけです。

 音の問題は、学問としても、実践的な研究分野でも確立されていないことが問題の背景にあると見ています。

 このような状況下で、簡単に「音響工学」という言い方で、憶測で防音できないとか、莫大な費用が掛かるとか、何を根拠に言っているのでしょうか。
*コメントを読んで見ますと、とても経験者とは思えず、聞きかじりの知識を振り回して、机上の空論を述べているのに過ぎません。

 もちろん、自称専門家・業者にも問題があります。防音というキーワードで上位に出てくるウェブサイトは、他のサイトの引用、流用が多く、何がオリジナルな情報なのかが分かりません。
 商品説明ばかりで、実際に現場で、どのような問題を解決して、どの程度、防音効果があったのか記述されていません。

 とくに、住宅の防音や、制約の多い防音室の事例では完成写真が掲載されているだけで、判断できません。

 防音職人では、出来る限り実際の事例を掲載し、関連する学会などのリポートを併せて引用するように心がけています。

 検索エンジンも、自動的にロボットがキーワードを拾って判断するのではなく、運営者がコンテンツを読んでから補正すべきだと思います。
*グーグルは万能ではありません。

 掲示板や、企業のQ&Aコーナーを鵜呑みにしないように、閲覧者は留意すべきだと思います。

posted by: 防音職人 | 防音全般 | 07:17 | - | - |
木造の壁防音

 最近、古い木造住宅において、親子2世代の2世帯住宅に改造したいというリクエストがありました。

 社会人の娘さんが、残業で夜遅く帰ってくるので、区分した界壁や階段からの物音や、夜のテレビの音などが聴こえないようにして欲しいというものでした。

 工夫した点は、床に制振材を施工して、下地の補強を併せて行ったことです。これによって壁への振動や床の共振などを軽減することができます。

 また、親世帯との界壁の防音を強化することによって、生活時間の違いによって、途中で起こされることもなくなりました。


 このように生活時間などライフスタイルの違いによる生活騒音の問題を解決するための防音リフォームが、木造住宅では結構ありそうです。

 中には、ピアノを夜弾きたいので、防音室も一緒に作りたいという依頼もありました。木造住宅でも工夫次第で、問題を解決することが可能になります。

posted by: 防音職人 | 壁防音 | 08:47 | - | - |